平成23年6月5日(日)
『鼻かけ地蔵尊まつり』が行われます。
鼻かけ地蔵尊にはこのようなお話があります。
城崎の楽々浦湾の畔の小さな祠に祀られているお地蔵様があります。
むかし、むかし、村の漁師が夢のお告げに従って
湾に沈むお地蔵様を引き揚げてその祠に祀ったところ
お地蔵様の鼻からお米がわんさか出てきて村人の暮らしは豊かになりました。
ところが、その話を聞いた欲張りな村人が
大量に米をもらおうと、そのお地蔵様の鼻の穴をノミで広げてしまったのです。
それ以来、お米は一粒も出なくなったという内容です。
この言い伝えのためかわかりませんが、今ではその祀られているお地蔵さまは一つだけお願い事を聞いて下さると言われています。
楽々浦湾は「雪の日や神の琵琶をも聞ばかり」と城崎十景の歌にも詠まれている湾です。